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2006.4.24

北朝鮮、新義州国境一帯で1万名を動員した検閲を実施
消息筋「麻薬と携帯電話取り締まりが目的」と語る

北朝鮮政府が 4月 19日から新義州と鴨緑江辺境都市に 1万人規模の総合チームを派遣して大々的な取り締まりを行っていると北朝鮮内部事情に精通した複数の消息筋が伝えて来た。
この消息筋は “麻薬密売、反政府発言、外部政府流出事件など新義州-鴨緑江国境一帯の綱紀の緩みを直すために史上最大規模のチームが派遣されて活動中”としながら “このために携帯電話取り締まりが大幅に強化されて北朝鮮内部との具体的な交信が不可能な状態”と語った。
他の消息筋は “約 1万名の大規模チームが派遣されたという消息を聞いた”としながら “‘麻薬密売事件’など最近さまざまな事件が多かったし、新義州特区を控えて (住民統制) 基盤をしっかりとしておこうという意図もある”と語った。
‘麻薬密売事件’と言うのは、最近平安北道義州郡の女性 2人が麻薬、偽造ドル、破鉄(破鉄) 密売などで巨額の外貨を稼いで隠匿していて摘発された事件だ。二人の女性は死刑が確定し、あとは公開処刑か室内処刑かを決めることだけが残っているといわれている。
これ以外にも 3月末、北朝鮮居住華僑 3人が北朝鮮で生産された ‘ヤオトウ丸(搖頭丸)’ 数万錠を船舶を通じて中国に運び出す途中に摘発された事件があった。
‘搖頭丸’とは韓国で‘エクスタシー’、‘トリトリ’と呼ばれる向精神性医薬品だ。
‘反政府発言事件’は新義州の青年が酒席で北朝鮮政権を批判して連行されて行った事件を言う。彼は北朝鮮脱出した経験者であったが。改革開放で生活が向上した中国と閉鎖的な北朝鮮を比べて発言したのが発覚し連行されたと言う。
また 4月初、竜川郡では韓国にいる親戚と携帯電話で通話をした住民が現場で摘発されたりもした。
今回の新義州と鴨緑江辺境都市に対する取り締まりに対して消息筋は “麻薬を含めた辺境地帯の密輸、携帯電話使用者に対する取り締まりが第一の目標のようだ”と語り“北朝鮮内部の現状と摘発隊チームの規模から見て短期間に終わる検閲ではないようだ”と結論付けた。

 
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